佐藤龍花…オタク、童顔、以上 佐藤由美…普通の兄嫌いの女子学生、以上 突然だが自己紹介 僕は佐藤龍花(さとう りゅうか)高校三年で…趣味は…ネットサーフィン… まぁ僕はいわゆるオタクなんだ…部屋にもいろんな物(僕にとっては宝物)があるんだ 家の家族構成は父、母、妹、僕、猫のミンミン(妹が付けた名前)となっている… 母、父は40代後半だがバリバリ働いている、僕もアルバイトをしている…まぁほとんど僕の好きな物に使っちゃうんだけどね 妹は高校1年生になったばかり…ちなみに今は五月 新入生が入ってきて学校が騒がしくなる季節… っと…今は学校のことはいい… 僕は家の中じゃ嫌われている…まぁこんなだからね… 嫌ってる中でも妹が一番酷い…俺の存在自体を嫌ってる、この前なんか殴られた 「ミャ−…」 あぁ…そっか、家族の中でも僕のことを嫌ってない人…じゃなくてペットがいたよ 「お前だけだよ…僕を嫌わないでくれるのは…」 ミンミンは最初は野良猫だったけど、妹が中学3年のときに拾ってきた …何故か僕に懐いた… 妹はそれを嫌がっていたが、もう諦めたようだ …僕が家族から拒まれるようになったのはいつだったかな…忘れちゃったな… … まぁ結局は僕がいけないんだけどね 時計を見ると7時を指していた…そろそろ晩御飯かな… タンッタンッタン 誰かが階段を上がってる音…っと言ってもどうせ妹だろう、多分晩飯ができたから呼びにきたんだろう 僕は家族(ミンミンは除く)と顔を会わせるの辛い…無視されるのだったらまだいい…でも… がちゃ  「ったく…はやくこの家から出て行ってくれない?お前見てるとムカツクんだよね…しかもこんなに髪伸ばして縛っちゃってさ」 「…もうご飯でしょ?はやく行こう、由美(ゆみ)」 妹の名前は由美…言葉使いが乱暴だけどそれは僕の時だけ… 由美は僕を睨みつけると1階に戻って行った… さっき由美が言った髪を伸ばして縛ってるって言うのはそのまんまで背中まで伸びてる髪を縛っている… そしてフレームがごつい眼鏡… っと…そんな説明はいいか…さて、1階に行こうかな… さっきも言ったけど僕は家族と顔を合わせるのが辛い…家族(ミンミン除く)全員僕に嫌がらせをしてくる …高校を卒業したらここを出ようと考えている、そうした方がみんな幸せになれるだろう… 「あら、遅かったわね、じゃぁ食べましょ」 『いただきます』 今日は贅沢にステーキ…なのだが… 「……」 僕の前には白いご飯と…一切れのステーキ…みんなは何枚のもの肉があるのに僕のはとて も小さいステーキがぽつんと… 「龍花、おかわりもあるからいっぱい食べなさい」 母はそんなこをいいながら口元が緩んでいる…父も由美も笑いを堪えている このおかずの量でおかわりって…はは…まぁいいや…もうどうでもいい… 「ごちそうさま…もういいや…」 「え?一口も食べてないじゃないの…」 「ごめん、今日はあんまり腹へってないんだ…」 そう言って僕は階段を上って自分んお部屋に向かった 部屋に向かう途中後から笑い声が聞こえてきた…きっと僕のことで笑っているんだろう… 僕は唇を噛みしめた… はぁ…インターネットでもするか… 新しい画像や動画を探しいざネットへ…   何時間やっただろうか…時計は12時になっていた… そういえば風呂はいってなかったな…入ってこよう… できるだけ音をたてずに風呂場に行く 体を洗い湯船につかる…そのあと髪を洗うのだが 「とらなきゃな」 僕はカツラをかぶっているのです…長いカツラを… 別にハゲてるわけじゃないんだけど…オタクっていったら長髪?だからね 本当の髪型はそんなに長くない… 学校の時はカツラは被って行かない…眼鏡もなし、コンタクトだ…学校の友達は僕がオタクって事は知らない     さて…寝るとするか… 「ミャ−!」 ミンミンが僕の部屋にきてベットに潜り込んできた…僕が嫌がらせを受けた夜は(ほぼ毎日だけど…)ミンミンが僕のベットにきて一緒に寝てくれるのだ 「ミャ−…」 「慰めてくれてるのか?…ありがとう、ミンミン」 僕はミンミンを抱きながら夢の中に潜り込んだ     眩しい太陽の光を浴びながら僕は目を覚ました 僕の腕の中にはミンミンはもういなくなっていた…朝ご飯を貰いにいっているのだろう… 僕も下に降りるかな… すでに母はパ−ト、父は仕事に行っていた 父の収入は結構いいようで、別に母がパートに出なくても大丈夫なのだが、暇なんだそうだ すでに由美は朝ご飯を食べていた 「おはよう、由美」 「ん?まだ死んでなかったんだ」 なんて酷い言葉だろうか…挨拶もしないし…まぁもう慣れたけど… 今日の朝飯はごはん、味噌汁、卵焼き、納豆だった…よかった、今日のはまともで 「はぁー…今日も会えたらいいな…」 「ん?なにが?」 由美は一人で…頬を赤くしてぼやいてたから話しかけたが 「キモイんだよ、こっち見んな」 とてもきつい言葉…小さい頃これを言われたら泣いてただろうな 「あ、そういえばお前も三年だったな、…はぁ…あの人が私の兄さんだったらなぁ…」 どうやら学校の三年…つまり僕の同級生のことが気になるらしい 「背が高くて…お前の用な長い髪じゃなく、童顔てかわいくて…頭がよくて…」 えっと…男だよな…童顔でかわいいって…普通かっこいい男を好きになるんじゃないのか? …僕はアニメとかの知識しかないけど… 「私達一年のかわいい王子様となってるのよ…まぁあんたのようなオタクには関係ないか」 ムっとしたけど、言い返したらまた嫌がらせを受けるだけだからやめた 学校は僕も由美も同じ学校で、家を出るときは別々で、由美が先に家から出る 僕と一緒に行くと、誤解されるから嫌だそうだ… 僕は由美が学校に行ってから5分ぐらいしたら出発する 家を出てすこし進んだらある喫茶がある…僕の馴染みの店だ カラン 「いらっしゃい…お、龍花君、今日もかい?」 「はい、お願いします」 僕はここにきたらカツラと眼鏡を預ける そのあとコンタクトをして学校に行く 「龍花君…がんばれよ」 このおじいさんは僕の事情をしっている…僕が相談したんだ…まぁ何にがんばれって言ったかはわかんないけど… でもこのおじさんは優しいから僕も安心できるんだよね 喫茶を出た後今度こそ学校に出発 「お、龍花!おはよう!」 朝から元気よく挨拶してくる友達… 「おはよう!」 授業のチャイムがなり、授業がはじまる 授業中って眠くなるよね、学校の七不思議にしてもいいんじゃないかな? そんなことを考えてると教師が物凄い目で僕を睨んできた…なに?僕の考えてることわかったの? エスパーですか?   …休み時間に僕の席に女子が集まってきた 女子が近づいてくるのはよくあるんだけど…話しが… 「ねぇ龍花君!女装とか興味無い?」 「え、うーん…ちょっとなぁ…」 「それにしても龍花君ってほんと顔女の子よね…学ラン着てなければもう女の子よ」 う、うれしくないなぁ… 僕はわからないけど女子から見て僕は女の子に見える…らしい 「僕男の子だよ…」 プーっとすこし頬を膨らませたら 「キャー!!カワイイ!やっぱり女の子よ」 それは女子の評価であって男子はそんなこと言わない… 「う…さっきのかわいくね?」 「やべ…普通に女だよ…そこらへんの女子より断然龍花のほうがかわいい…」 ……本当に嬉しくないなぁ… できればカワイイじゃなくてカッコイイって言われたいけど…はぁ… 僕は小さい頃から「かわいい」と言われてきたが、大人になれば「かっこいい」と言われるようになると思っていた… でも… 僕は完全なる女(顔だけ)で童顔だったんだ!!!!! あまり外に出ないから肌も白く、完璧な女(顔だけ)だそうだ… まぁ家では眼鏡やカツラかぶってるからそんなふうには見れないけど…家族が僕を直視しないってのもあるけどね… こんな感じで毎日が過ぎていく… 毎日の暴力で痣が増えてく… だけど… ある日すこし違う時間が訪れた…   「いつもどうり」に学校について、普通に授業、普通に下校になるはずだったんだけど… 「まじで…?」 なんと僕の下駄箱には手紙が! 生きててよかった〜… 僕は女子からちやほやされるけど男として見てもらえなかったから告白なんてさてたことなっかたから… いや…もしかしたらこれを送ってきたのは男かも…? 以前僕に告白してくれた後輩がいるんだけど…なんか僕のこと女の子と勘違いさr… 思い出すのやめよ…鬱になる    「下校時に体育館裏にきてください」…か…アニメみたいだな… 長かった授業も終わり、急いで体育館裏に行く…そういえばあの手紙の送り主の名前書いてなかったな… まぁいいや 期待と不安が胸でいっぱいながら、少しでもその子に会いたくて走って指定場所に行った 走ってる途中はなんだがとても息苦しかった… で…    うん…僕は何をやっているんだろう?告白?されたよ…うん…された… 実 の 妹 に ね ! 現実逃避したいよ、何故今まで嫌われ続けてきたのに…告白なんて… 新手の虐め?精神的に僕をだめにするきかな? …こんなふうに告白されたよ 僕が指定場所に付くと一人の女の子が立っていた…が! 一瞬自分の目を疑いたくなった 僕に気づいた女の子…もとい妹こと由美がこちらに近づいてきた 反射てきに防御体制になってしまう… 「あ、あの…」 顔を真っ赤にさせ、すこしうつむきながら、でもしっかりとした声で… 「私、佐藤先輩のことが一目見たときから好きでした!え…えと…だから…」 すぅっと息を吸い、さっきまでうつむかせてた顔を上げて僕を…何年ぶりだろうか… 僕の方をちゃんとみてくれた 「付き合ってください!」 回想終了 いやー…これは困るってゆうかイタイってゆうか… 「あのさ…新手のいじめ?」 「え??」 由美はきょとんとしながら僕を見つめている いやいや、その反応おかしくない…? 「いじめって…私なにか失礼なことを…?」 …すこし切れそうになったけどすこし僕は違和感を覚えた… この子はもしかして別人? 「えと…君の名前は?」 「え…あ!す、すいません!自己紹介がまだでした…一年二組の佐藤由美です」 あれ?やっぱり同一人物?でも初めて喋ったみたいだよな… えと…でもなんだろ…この違和感は… 「由美…僕は由美の兄だよ?すこしバカにしすぎてない?」 きょとんと本日2回目の反応 そのあとは… 「え?あぁ…そういえば同じ名前でしたね…あのバカと先輩…」 今度はちょっと不機嫌な由美…もしかして暴力がくる…? あぁ…さっさと帰って部屋に閉じこもろう その後は由美と一緒に下校…久し振りだな…兄妹揃って帰るのも… 途中由美が「先輩も帰り道こっちなんですか?えへへ、やった♪」 などと言ってたが…なにがどうなって…? 途中あの店に入り「道具」を返してもらうのだけれど… 由美も何故か入ってきた… なんでも僕と少しでも一緒にいたいとか…内心ありえないと思った、いやありえないんだ 今までこんなに嫌われてたのにこんなに甘えてくるなんて… カラン 「おや…龍花君…と、む?」 「あ、えっと…私は…その…彼女…?です」 いやいや妹だよ、しかも僕まだ告白の答え言ってないし、多少強引のようだね おじいさんは僕の家のことは知ってるけど、家族と顔を会わせたことがないから… 「おぉう!龍花君も青春だね!がんばれよ!」 何にがんばれって言ったかは知らない 知りたくもない 「あ、じゃぁほれ…預ってた物」 カツラと眼鏡を装着… 「帰ろうか、由美」 …由美の顔がとても青くなっていました…       僕はあのときの違和感が後からわかった 由美が「見て」いたのは家の時の「僕」じゃなくて学校にいるときの「僕」 それが違和感だったんだ どうやら由美は家の僕と学校の僕のことを別人だとおもってたらしい 眼鏡で印象が変わるって誰かが言ってたけど本当だったね その後は… 僕のかつらと眼鏡は没収されてしまった…かつら高かったのに… 家族と顔をあわせたときはもうみんなビックリしたようです おいおい…息子の顔わすれたのですか… その後の生活は… まぁ、普通になった 暴力は振るわれなくなったし、うん普通になった 僕の趣味は相変わらずだけど… 妹は… 「お兄ちゃん一緒に寝よ?」 ものすっごい甘えん坊になりました 高一にもなって兄と寝るなんて… でも…なんか幸せ…こんなに家で落ち着けるのって何年ぶりだろ…? 「フンッ!」 どうやらミンミンは由美に自分の場所をとられてご立腹のようだ 鼻でフンってやられたよ 「お兄ちゃん…今までごめんね?」 「いやいいよ…僕オタクだし…」 ギュ… 由美に抱き付かれ耳元で囁かれた 「そういえば…告白の返事…まだきてないよ?」 …寝よ えんど   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   うん…失敗作です…矛盾が多い…